国内外で認められる細胞培養技術を生かした独自幹細胞培養法

日本バイオセラピー研究所で培養する脂肪由来間葉系幹細胞は、国内外で認められた高い培養技術を生かし、最高品質の特定細胞加工物を患者さまにお届けするために、最適化された独自のシステムで培養されています。

培養技術の違いによって、培養上清中に分泌される生理活性物質の質や量が変化するため、幹細胞は培養技術によって性質や治療効果が異なります。

当社の培養した幹細胞は純度が高く、一例一例その純度を測定

純度の高い幹細胞は、組織を修復するサイトカインやエクソソーム等の生理活性物質を大量に放出する能力を持っており、大きな治療効果が期待されます。
日本バイオセラピー研究所では、培養した細胞の幹細胞特異的な表面マーカーをフローサイトメーターという機械によって測定し、患者さまの培養細胞の中の幹細胞の割合を測定しています。

細胞を長期間・高品質に維持する凍結保管方法を導入

通常、培養細胞は1本ずつチューブに充填され、そのチューブはまとめて箱詰めされ、その箱はラックに収納されて冷凍保管されます(下図、左) 。この方法では細胞の取り出しがあるたびに、ラック内の他の検体が室温にさらされ細胞品質が低下していきます。

日本バイオセラピー研究所では、培養に必要な1本の検体のみを液体窒素タンクから取り出す独自システムを開発し、長期間にわたり高品質な細胞を提供することを可能にしました。

このような最適化した凍結保管方法で細胞を保存し、期間内であれば保管された細胞を使用することができるため、同一の患者さまが再度投与したいご希望があった場合には、あらためて組織採取をすることが不要です。

患者さまの細胞写真を各医療機関に

培養中は毎日、細胞形態を観察記録し、細心の注意を払って培養しています。
すべての患者さまの細胞の状態をご確認していただくために、各医療機関に細胞写真を送付しております。

(送付する細胞写真の例)

各患者さまの細胞の様子を医療機関に送付いたします。細胞の形状が均一である事をご確認ください。