NK細胞療法


NK細胞は、初期の生態防御機構において重要な役割を果たしており、抗原の感作なしに腫瘍細胞、ウイルス感染細胞などに対して、強い細胞傷害活性を示すことが知られています。子供の頃には、体内にNK細胞数が比較的多く存在していますが、加齢に伴いNK細胞数は減少し、ガンにかかる率も上がっていきます。現在、我々は、科学的理論、根拠に裏付けられた研究の基で、体外で高活性、高純度のヒトNK細胞の大量増殖、培養する方法を確立しました。これにより誘導したNK細胞で、ガンを治療する基礎研究、臨床医学応用によるガンの免疫治療を行っています。

NK細胞療法は、患者さんから血液を50ccほど採取し、科学的な培養技術で刺激、活性化し、約2週間無菌状態で、数億~数10億個の自分自身のNK細胞に増殖させ、生理食塩水に溶かし、再び静脈から患者さんの体内に戻すという治療 です。1回に投与する量は患者さんの状態により異なりますが、通常、数億~数10億個のNK細胞数で、健康な人が持っているNK細胞の数倍量です(一人の体内を循環する血液量は約4~5リットルでNK細胞量は約2億個とした場合です)。

治療期間は患者さんの症状により異なりますが、基本的に3ヶ月で6回の投与治療が1クールになります。